映画「マディソン郡の橋」泣きながら書いたネタバレあらすじと感想

予告編動画(日本語字幕なし)↓

 
ベストセラー小説をメリル・ストリープ×クリント・イーストウッドの豪華共演で映画化した『マディソン郡の橋』(原題:The Bridges of Madison County)
 

 


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たった4日間だけの”永遠の恋”

 

 
一言で言ってしまえば”大人の不倫映画”。
 
タイトルはずーーーっと昔から知っていたし、名作って言われてる事も分かってはいたんですけど・・・
 
 
私は浮気だの、不倫だのが大嫌いなので全然観ようと思わなかったんですよね。
 
 
が!!
 
 
偶然、家族がDVDを借りてきて「あーせっかく家にあるし名作と言われる不倫映画を観て観てやろうじゃないか」と、お前はどんだけ上から目線の批評家だ?という感じで観始めたんですよ。
 
 
んで・・・
 
 
 
大号泣しました。(;;)
 
 
はい、完全にこの映画ナメきってました。
 
もちろん一切期待もしてませんでしたよ。
 
 
・・・が!!
 
 
大大大号泣しました。(;;)
 
 
 
多分、私の場合は10代の頃にこの映画を観てたら、ぜーったいに何が面白いのか全然理解できなかったと思います。
 
だから観たのが大人になってからでよかった。
 
 
もちろん、この映画は10代で観ても感動する人は感動すると思います。
 
 
 
私が初めてこの映画を観たのは30歳の時なんですが、ちょうど当時付き合っていた彼氏との関係に悩んでいたんです。
 
12年という長い年月付きあってきたものの結婚まで辿り着いてなくて、しかも結婚に対する価値観のすれ違いが徐々に凄まじくなってきて、もうどうすりゃいいの私?!という状態でした。
 
だからこの映画、年齢的にも、状況的にも感情移入しまくりでした。
 
 
あの有名な別れのシーンで
 
「あああああ!フランチェスカアア!!」
 
って、嗚咽しながら叫んでましたからね。
 
リアルに気持ち悪い30歳独身女でしたからね。
 
 
 
この映画ね、恋愛や愛についても色々観終わった後に考えてしまう映画なんですが
 
【人生とは何なのか】も考えさせられる作品だと思うんです。
 
この映画を観終わった後、自分はこの世を去る時に「いい人生だった。」と言えるのだろうか?
 
とか柄にもなく考えちゃいました。
 
 
母として、妻として、女性として、1人の人間として、フランチェスカの生き様を通して、「幸せ」とは何なのか、自分を重ねながら考えさせられました。
 
 
 

『マディソン郡の橋』あらすじ

 
アイオワ州のマディソン郡の田舎町。
 
夫と2人の子どもと暮らす主婦フランチェスカ(メリル・ストリープ)は閉鎖的な田舎街の中で少し窮屈さを感じながらも平凡な暮らしを送っていた。
 

 
ある日、夫と子ども達が外泊し一人自宅にいたフランチェシカの前に旅をしながらカメラマンをしているロバート(クリント・イーストウッド)が現れる。
 
この街にあるとある”橋”の写真を撮りに来たのだが道に迷ってしまったというロバート。
 
戸惑いながらもフランチェスカは彼の車に同乗するし”橋”へと案内する。
 

 
そして、この出会いが2人にとっての、たった4日間・けれど永遠に心に残る4日間の恋の始まりだった・・・。
 
 
 


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『マディソン郡の橋』感想

 
もう四の五の言わずにとにかくこの映画見てくれええええ!
 
と叫びたくなるフランチェスカとロバートの別れのシーン。
 
私は映画をウザ熱く語る時に「美しい」とかって抽象的な言葉はあまり使いたくないんです。
 
だって、美しいって言われても何がどう美しいのか、そもそも美しいって人によって感じ方違うじゃないですか。
 
でも、でも、この別れのシーンだけは
 
「美しい」
 
としか言えない。
 
それ以外に何も表現できる言葉が見つからない。
 
 
間違いなく映画史の中でもベスト5に入る”別れ”のシーン。
 
 
これまで沢山の名作を観て来た中で、当然沢山の別れのシーンも沢山観て来た。
 
例えば『ローマの休日』の別れのシーンは切なくも清々しくてすごくいいと思う。
 
 
でも『マディソン郡の橋』を超える程の、愛する人との別れのシーンには、私の映画人生の中では未だ出会ってないです。
 
このシーンを観て心打たれない人は感情をどこかに置き忘れてきたんだと思う(笑)
 
 
 
土砂降りの中、夫の運転する車に乗っているフランチェスカ。
 
 
信号は赤。
 
 
目の前に止まっているのはロバートの車。
 

 
 
車のドアノブをただ開けるだけ。
 

 
 
今ドアを開ければロバートの胸に飛び込める。
 
 
もし私がもっと若い頃にこのシーンを観ていたら
 
 
「今すぐドアを開けて!!フランチェスカ!」
 
 
って叫んだと思う。
 
 
でも当時30歳だった私は、どちらとも言えなかった。
 
 
 
ドアを開けてロバートの元に行くことが、フランチェスカにとって本当の幸せなのか?
 
 
 
不器用ながらも彼女を愛する夫、子ども達を残し
 
一時の燃え上がる感情に身を任せて今飛び出して
 
その先に彼女は幸せを感じられるのか?
 
 
 
けれど今ドアを開けなかったら、もうロバートと会う事は一生ない。
 
家族は確かに大切。
それは間違いない。
 
 
でも、ロバートへの想いを胸に押し殺したまま
 
いつもの日常に戻り悶々と生き続ける。
 
 
それが本当の幸せ?
 
 
 
答えなんかわからない。
 
 
ただ、私達観客はフランチェスカがどっちの決断を下すかをハラハラしながら見守るだけ。
 
 
 
何かに憑りつかれたかの様な表情でドアを開けそうになりながらも
 
ハッと我に帰り
 
ドアノブから手を離すフランチェスカ。
 
 
次の瞬間、信号が青に変わり去っていくロバートの車。
 
 
 
「これで本当に私の永遠の恋は幕を閉じたんだ・・・。」
 
 
号泣したいだろうに
 
嗚咽したいだろうに
 
 
運転席にいる夫を気遣い涙を殺して泣き崩れるフランチェスカ。
 

 
 
そんな妻の様子に気付いていながらも
言葉がかけれない不器用な夫。
 
 
とにかくこのシーン
 
メリル・ストリープの演技が本当に素晴らしい。
 
 
こんな演技見せられたら誰でも号泣しますよ。
 
 
 
フランチェスカはなぜ車のドアを開けなかったのか。
 
ドアを開けて飛び出せば最愛の人の胸に飛び込めたのに、彼女はそれをしなかった。
 
 
それは彼女が夫の事を心の底から理解してたから。
 
 
ロバートとは対照的なタイプの夫。
 
無口だしロマンチストでもなくて気の効いた言葉も言えない夫。
 
 
でも彼は彼なりに精一杯フランチェスカを愛した。
 
 
それを現す名言があります。
 
 
死の床に伏した夫が看病するフランチェスカに言った一言。
 
 
「お前にも夢があっただろうに。
叶えさせてあげられず悪かった。」

 
 
こんな夫だからフランチェスカは「あの時」ドアを開けられなかったんです。
 
 
 
この映画はストーリーも音楽も演出も、すべてが素晴らしいけどやっぱり配役の素晴らしさ。
 
メリル・ストリープとクリント・イーストウッドという配役でなかったら、ここまでの名作に仕上がらなかったのでは?
 

 
それ程までに、この2人の演技が最高なんですよ。
 
 
特にメリル・ストリープ!
 
この人を差し置いてフランチェスカという女性の葛藤・生き様をここまで演じられる人なんていない!!
 
 
あの信号が変わった瞬間、どんどん離れていくロバートの車を見送りながらロバートと永遠の別れを感じた瞬間、夫の横で声を殺しながらも号泣するあの演技。
 
あんな演技が出来る人、この人を差し置いて他に絶対にいない。
 
 
私は自分が生まれる前に公開された『クレイマー、クレイマー』から『プラダを着た悪魔』や『めぐりあう時間たち』『マーガレット・サッチャー』を経て『幸せをつかむ歌』まで、メリル・ストリープ主演、出演の映画は一通り観てきてますが、間違いなくこの女優さんはハリウッド史に名の残る超絶演技派女優だと思う。
 
 
 
そしてこの映画の素晴らしいところが「観る時の年齢・状況によって湧きおこる感情が違う」という事。
 
 
初めてあの号泣の別れシーンを観た時、私は30歳で当時の彼氏との関係に悩んでいた。
 
初めて観た時から5年経ち35歳になった私は、5年前には想像だにしなかった国際結婚をして外国人の夫がいる。
 
そしてつい最近夫と一緒にこの映画を久しぶりに観たのだけど、5年前に感じた感情とは違う想いが湧きあがっていた。
 
号泣したのは5年前と同じ。
 
でも私の胸の奥に湧き上がった想いは5年前とは違うものだった。
 
 
 
一度でも誰かを好きになった事があるなら、家族・恋人、今大切にしたい誰かがいるなら、かつて過去に大切にしたかった誰かがいたなら、この映画をぜひ観てほしい。
 
 
 
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